幸福で豊かな生活を送れるようサポートする福祉の仕事。
大変なこともありますが、やりがいも大きく、誰かの役に立ちたいという人にピッタリの仕事です。
そんな福祉の仕事に就く際は、心構えとして「ここは利用者さんの生活スペースである」と考えておくとよいでしょう。
一言に福祉施設といえど、グループホーム・デイサービス・児童施設・障害者施設など、さまざまな種類があります。
しかしどの施設で働くことになったとしても、利用者の生活に関わりを持つことに変わりありません。
特に入居するタイプの施設の場合は利用者の自宅同然の空間に踏み込むことになります。
人の家に行って、お手伝いをしていると言った感覚でも過剰すぎることはありません。
個人を意識しながら接することがポイントです。
福祉施設の利用者の多くは、特異な事情を抱えています。
目に見えるものから見た目ではわからないものまで、利用者が抱えている事情はその人によって様々です。
職員なら念頭に置いて置かなければならない知識ですが、利用者同士の人間関係では敢えてその事情を秘密にして関係を築いている場合があります。
事情を克服し自分には笑顔で話していたとしても、それをほかの利用者には話さないなど、プライベートに関することは特に気を遣って他言しないのがマストです。
福祉の仕事は、個人のさまざまな事情が絡み合っているナイーブな職でもあります。
自分自身の個人と、利用者の個人、そしてほかの利用者の個人という風に、プライベートを守ることをしっかりと意識しながら仕事をすることが大事です。